うつ病の症状を改善【自分ではコントロールのできない気分の変化】

一人で悩まず病院に相談を

看護師

種類によって治療が異なる

近年、身近な病気となってきたうつ病は、心療内科や精神科で診断を受け、根気強く治療を続けることで、症状が改善すると言われています。うつ病の初期症状として代表的なものは、頻繁に起こる倦怠感や焦燥感、ストレスからくる睡眠不足などが挙げられます。精神的な疾患の疑いや生き辛さを感じる人は、かかりつけの病院に相談したり、ネットでも検索できるチェックシートで、自己診断したりすることをおすすめします。うつ病の治療では、心療内科等でカウンセリングを行い、適切な抗うつ薬を処方してもらうなどして、定期的に治療に取り組む必要があります。診察では、保険が適応されることがほとんどなため、びっくりするような高額な医療費がかかる心配はありません。病院によって差がありますが、二千円から五千円程度の医療費がかかり、薬代として数千円がかかる場合がほとんどのようです。症状によって変わりますが、初めの診察は週に一回程度の頻度が多く、落ち着いてくると回数が減ったり、重症になったりすると入院することも考えられます。抗うつ薬は、人によって効果の出方に差がありますが、脳内のホルモンバランスを整え、精神的に安定する役割があるため、うつ病患者にとって救世主と言える薬です。「毎日、眠れない」や「常にやる気が出ない」といった症状がある人は、病院を受診し、適切な治療を行って症状を抑えることが大切です。一言で「うつ病」と言っても、さまざまな種類や症状があり、専門の医師でないと判断することが大変難しいと言われています。辛い出来事がきっかけで発症したり、脳内のホルモンバランスの異常が原因で症状が表れたりしていることがほとんどです。よく知られているのが、「メランコリー親和型」と呼ばれるうつ病で、誠実で真面目な人が、一人で問題を抱え込んでしまって発症する病気とされています。忠実な性格の人がなりやすく、たくさんの仕事を抱え込み、心身が持たなくなって、不眠や強迫観念に悩まされるなどの症状が表れます。最近、よく聞かれるようになった「非定型」と呼ばれる種類は、「新型うつ病」という名称でも知られています。気分が落ち込み、倦怠感に襲われていても、趣味など好きなことをすると症状が治まるため、ただの我がままと勘違いされやすい病気です。この種類は、精神的に成熟していないことが原因で発症するため、若い人から中高年まで、幅広い人がかかる可能性があります。その他にも、出産後にホルモンのバランスが崩れることで発症する「産後うつ」や、精神疾患よりも身体的疾患が表れやすい「仮面うつ」などが挙げられます。どのうつ病も、気分の低下や身体的な異常が表れることが多く、酷くなると日常生活が送れなくなるため、早めの受診をおすすめします。